C&R
今回はいつもと段取りが違い
やた兄に拾ってもらいワクワクの深夜出発。
SAでヘイさんと合流し、まずは預かっていた白い箱入りのプラグを挨拶がてら渡すところから。
当然その場で開けます。タックルボックス も開けます。なぜか私も。
真夜中のSA駐車場でひと盛り上がり。
それから情報共有。
「カヌー見つかりました?」
「いやぁ出てこないのよ。北海道ならあるんやけど」
「ですよねぇ〜。ぼくもチェックしてますもん笑」
「ほんまにあれ買っとくべきやったわ。また出てこんかなぁ」
「まぁでも、お花見で奥さんにプレゼン成功したし次は即決じゃないですか」
なんて健全な?会議を真夜中の駐車場で済ませたところで出発。
目が慣れてきたのか、夜が明けてきたのか
あたりが少し見えるようになってきたころ、雨がぱらつきだした。
予報はたしか雨ではなかったはずだけど釣れそうだからそんなことは忘れる。
3人とも支度の足取りが軽いし、どこか落ち着きがない。
そんなスタート。
釣果の方は振り返るとこの時の期待通りのものでした。
特に印象深かったのはトップウォータージャンキー ベッドバグSSでの一匹。
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BED BUG SS (CCRB) / TOP WATER JUNKY |
その中で目をひく、三角状の窓にように開いたスポット
姿勢を正してグリップを握り直し、ゆっくりと息を吐いて
オーバーヘッドキャストでしならせると
ベッドバグがまっすぐに三角に吸い込まれ、奥の影が濃いところへ静かに落ちた。
よし。
の一言で2人の視線も三角に吸い込まれた。
おしりについた黒蝶貝のブレードと波紋が水になじんだ頃
やさしく2回、竿先を弾く。
イメージ通りに2回滑ったあと、ブレードに引き込まれるよう
つんのめり、少し揺れる。
プラグはまだ濃い影の中。
次は三角窓の出口を目指して3回。
同じように動かしたつもりだけど1回は横へ滑らずに意図しないおじぎをし、出口へ向かった
ように思えたその瞬間
黒い三角の端で白い破裂が起こった。
出た!!
フッキングを決めた瞬間、ヘイさんが慌ただしくポケットを探っているのが横目で見えた。
「えっ」
「え?なんですか!?」
「落とした。」
「ん?なんて言いました?」
竿が絞り込まれるのを味わいながらも、ヘイさんの方が気になって仕方がない。
「と、とりあえずランディングしますね。」
騒がしい二人に気がつき、対岸のやた兄が寄ってきた。
「どうしたん、釣れたー?」
「釣れ(ケイタイオトシ)ました。」
「え?なんて?笑」
「ベッドバグで釣れました。」(バスを持ち上げる。)
「おお!おめでとう!」
「携帯落としました。」
「えぇ!?」
ヘイさん、ファイトシーンを撮影しようとしてくれたところで
携帯をリリースしていました。
心ここにあらずなナイスフィッシュの一言をくれたときの
あのなんとも言えない表情が忘れられない。笑
「携帯って落としたらどうしたらええんかな?」
「え、うーん。リングとか着いてましたっけ?そもそも沈むルアーがないから探りようがないか・・・バシャバシャッ!」
とかファイト中にやけに落ち着いたやり取りも忘れられない。
脱臼したり携帯沈めたり忙しい人です。
いや、実際その場では大変な感じだったんですけど
奥さんが以前使っていた機種に無事バックアップも移行でき、最悪の事態は回避できたのでした。
その後で良い釣りできていましたし。
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